2008/07/06: 孤独のグルメ / 久住 昌之, 谷口 ジロー
いろんなところで主人公が飯をくう、 ただそれだけのマンガです。でもこれはいい!
「グルメマンガ」ではありません。 これはこれでB級グルメといえないこともないが、 そういうふうに構えちゃうとちょっとこの本の世界と違う。
なんというか「東京人」だ。
それなりにこだわりもあるし自分の感覚も持ってるが、
シャイだし、がっつかない。
何かにやたら熱くなるとか夢中になるとか、
そういうのにどこか醒めているところも常に持っている。
うまく言えないけど同じ東京人ならわかってくれると思う。
(この「東京人」感覚は、以前ムーンライダースの映画
「Passion Maniacs マニアの受難」
を観たときにも強く感じた)
主人公はいつもスーツのビジネスマンだけど、
「島耕作」的な世界とは真逆というか、対偶にある。
(島耕作って絶対に絶対に「東京人」じゃない)
むしろ本書は、島耕作の皮をかぶった「つげ義春」な世界かもしれない。
久住昌之によるストーリーは、
ペーソス、までもいかない、もっと淡いフラグメント的なものを
醸し出していて、なんとも滋味深い。
東京人のあなた、よければぜひ見てみてください。
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