2007/10/07: Tokyo Concours D'Elegance
出展車両には当然のごとくブガッティType 35とかもあって、 それはもう日本史の教科書における徳川家康のごとくだが、 T35Cというと河口湖にもトヨタ博物館にもどこにでもあるし ああいつもの定番でマンネリだな〜 と反射的におもってしまう日本って、なんだかんだいってすごい国だ。
ところで
サイトには
「東京コンコース・デレガンス」と書いてあるが、
コンコースって concourse であって、
東京駅でいうと
東海道新幹線に乗ってきた爺さんと親戚が待ち合わせたり、
東北新幹線に乗りこむ婆さんが弁当を買ったりする広場のことだ。
そもそもこれはどっからどうみてもフランス語であって、
コンクール・デレガンス「優雅の競演」でしょうとよ。
これ書いたの誰だよもう。
追記:
今回のこのイベントは英国人が主催なので「コンコース」なんだと 書いている人がいたので ちょっと気になって深追いしてみたら、たとえば同じ英語圏でも、 コンクール・デレガンスとちゃんと発音している人もいる一方で、 コンコース・デレガンスと言っている人もたしかにいた。
いわゆる原音主義に照らしてどうなんだ、という範疇の話かもしれない。
なのでコンコース・デレガンスというカナ表記が一意に誤り、 とは言いがたいことがわかった。追記して訂正します。
ただ、日本語のカナ表記に持ってくる以前の海外側主催者における問題として、 Concours D'Eleganceという名称・短文はフランス語そのものである。 たとえ英語圏の人間が仕切っているのであろうとも、 自分たちのイベントの名称におフランス語を使いたいのなら おフランス語の発音ベースで表現しなさいよという気がするし、 そもそもフランス含めた欧州文化を扱う要素が濃いイベントなんでしょ、 じゃああんたらHeuriezはユーリエじゃなくてヒューリエーズ、 Panhardはパナールじゃなくてパンハードなのかい、 そんならそもそも Elegance Contest, Contest of Elegance で やんなよ、と思う。
で、その、英語圏において
勝手にずらされてしまった発音を日本語のカナ表記にそのまま持ってくるから、
さらに奇妙な誤解を与えることになってしまう。
「コンコース」とカナで書かれたら、それは「広場」を示す外来語である。
「コンコース・デレガンス」と表記されれば、なんか、エレガントで、
広場感のある、そう、キレイなクルマが広場に一同に介してるっぽいかなという、
運悪くもそう企画的にずれてはいないイメージが頭に入ってしまう。
英語圏の人間にはconcourというフランス語をまともに発音できない人がいるのかもしれないが、
日本人はフランス語の単語concour「コンクール」なんて小学生ですら知っているわけで、
英語話者が勝手にねじまげたフランス語発音に追従する必要はない。
まとめると、英語圏の人間が「おフランス語」を使いたがり、
しかしそのフランス語の発音は尊重しない、
さらにその発音をそのままカナにあてて、
しかもそのカナ表記を見るぶんには違う英単語が想起されるという、
へんてこなことになってしまっているようだ。
イベントのかっこよさ、まさに「エレガンス」を増すために
わざわさフランス語 (まさに「おフランス語」) を使いたがって、
しかし中途半端。という構図が、へんてこさに拍車をかけてしまっている。
ひょっとして、日本側の担当者はとっくにこの問題はわかっていて、
でも英語圏の主催者側から「コンコースでいけ!」とか言われてるのかもしれない。
だとしたら、んなこたあとっくに判ってんだよチキショウ、だろう。
その場合は気の毒というか申し訳ない。
