タッチング・フロム・ア・ディスタンス-イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン / デボラ・カーティス

Ian Curtisの未亡人が綴る、イアンとの出会いからイアンの自殺までに至る手記。Joy Divisionの暗い音楽や歌の世界とはまたちがう、手で触れられるほどそこにある不幸がひたすら綴られている。不幸とドラッグと不信と不器用な優しさだけの一冊。

イアンがてんかんで悩んでいたこと、彼のまさにてんかんのようなステージでのダンスは、その裏返しなのか、表なのか、といった面も知ることができる。
巻末に全歌詞の掲載あり。組版がいまいちで読みづらいうえに、読んでも鬱々とするだけなので、JD好きのかた以外には薦めがたい。JDファン以外が手をだす本とも思えないが。

タッチング・フロム・ア・ディスタンス―イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン

タッチング・フロム・ア・ディスタンス―イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン