2008/08/08: オーシャンズ13

ラス・ベガスを舞台にした、さっぱり枯れたルパン三世 (人数大盛りマシマシ) みたいなもの。 気軽に見るにはよい映画。

ジョージ・クルーニー, ブラッド・ピット, マット・デイモン, アル・パチーノといったいい男、がいっぱいフラフラと出演しているので、 彼らの名刺交換会をのんびり見物する気分でどうぞ。 あまり女っ気がないのが、かえってさっぱり味になっていていいかも。

関係ないけど、Ocean's Thirteenって直訳すると 海野十三だとおもった。ほんとに関係なかったね。

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2008/07/27: 崖の上のポニョ

吉祥寺で見てきた。

ちなみに、いわゆるシネコン以外で普通の映画のロードショーを見るのは ずいぶん久しぶりだが、残念ながら席は全部自由席で、おかげで 事前に券を購入していたにもかかわらず、上映開始の40分まえぐらいから 湿気と猛暑のなか、通気の悪い映画館の階段の踊り場で延々と行列をつくって 待つことになった。
昭和のころはこれがフツーだったけど、すでに平成になって二十年である。 いまは全席指定席で、券を買ったらあとはのんびり上映時間を待てばいいのが普通だろう。 こういう営業努力してない施設に普通のロードショーなんかもう見にいかないよ。

映画はなかなかよかった。画が童話絵本っぽくてよい。
筋はシュールでよくわからないが、雰囲気をたのしめばそれでいいだろう。 伏線とか結末とか話の構成とか気になるひとは見ないほうがいい。
そんなわけで、プログレ・ロックのバンドのポップめの一曲みたいな感じで楽しんだ。

ただこの映画、「神経症と不安の時代に対して」云々みたいに主張されているけど、 むしろこの映画のほうが大人にはそういうフラグメントを感じ取れて、 そのせいでよけい味わいが増すところもあるから、 あんま健全風味をウリにするのは かえって自分の首を絞める気がしてどうかなあ。 むしろ つげ義春の白日夢っぽい一連の作品に似たテイストを感じましたよ わたしは。

あと宮崎作品お約束の隠れシトロエンだが、今回はまったくわからなかった。
船の引き揚げ場の路面に描いてあるペイントは、さすがに違うよね?

2008/07/21: 閉ざされた森

ジョン・トラボルタ主演。戦場で起きた事件の謎解きムービー。 悪くないのだが、どんでん返しがやたらありすぎて、 そればっかになってしまい、推理小説でいう「本格の鬼」の欠点に近いものがあったかも。 トラボルタ主演のアクション風味ハリウッド映画という先入観で見てしまったから余計そう感じたのかな。

監督はジョン・マクティアナン。 ダイ・ハードとかプレデターを撮ったひとだが、 この一本はちょっとエンタメ性が弱かったかな。

2008/07/21: 隠された記憶

ミヒャエル・ハネケ監督の問題作。 淡々とショッキングにすすむ。音楽をまったく使ってないのはこれはこれでいいね。

いろいろ ?? なところもあったが、まあ雰囲気だけたのしめばいいのだろう。 というか途中で眠くてちょっと気絶した。

タイムマシンもののコメディ。 夏休みの田舎の大学、 SF研と写真部の部室のエアコンのリモコンが壊れちゃった ことがきっかけでまきおこる、狭い舞台での大騒動。

いい意味で「お芝居」っぽい感じのコメディ。 筋も伏線もよく練られ回収されていて、大変おもしろい。 瑛太、上野樹里、真木よう子はじめ役者もみんな良い。 邦画のコメディでは 下妻物語ラブ・コン おさえて個人的にベストにおどりでた。

もともと舞台のお芝居みたいで、これはぜひ舞台でも見てみたいな。

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5 「昨日」と「今日」の「部室」周辺だけに限られたタイムトラベルSFの傑作。ごく身近だけでSFしているのが面白い!
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5 映画原作。 舞台上という制限のうえで巧妙に描かれる『タイムトラベル』が非常に面白い。
5 舞台を見て改めて映画の良さを実感しました。
2 もっとテンションの高い芝居を期待していた
4 傑作戯曲をもう一度。

マリー・アントワネット (通常版)

監督はフランシス・コッポラの娘さんソフィア・コッポラ。 マリー・アントワネットを演ずるのは、スパイダーマン シリーズで有名なキルスティン・ダンスト。 このひと、どっからどうみても僕にはブスにしか見えないのですが…

ロケは本物のベルサイユ宮殿。 背景も服装もかなり華美だけど、 微妙に彩度を落としたパステルな感じで悪くない。 あとは音楽が、ビバルディとかももちろん使いつつ、 The CureとかAphex Twinsとか, New Order/Joy Divisionとか使ってたりするので妙にかっこいい。 ルイ16世が即位したあとで、Plainsong / The Cure から Ceremony / Joy Division にメドレーになるあたりとか、 個人的にはかなりアガります。

映画そのものは割と淡々としてます。ギロチンがどうしたみたいなものもないし。 私小説+αっぽい感じです。それでもよければおすすめ。

2008/06/30: 隠し砦の三悪人

黒澤明監督のオリジナルのほう。 充分おもしろかった。 お姫様もいいですね。スター・ウォーズのレイア姫の原型になったのがよくわかる。 裏切り、御免!

隠し砦の三悪人

2008/06/23: Joy Division (映画)

春に映画「CONTROL」が公開されましたが、 こんどのは俳優をつかった劇映画ではなく、 Joy Divisionのドキュメンタリー映画。 故Tonny Wilsonはじめ、みんなみんな出てきます。

この「みんなみんな」を味わえ楽しめるかたにはおすすめ。 渋谷シネ・アミューズでロードショー中 (21:20の回のみ)だけど、今週末には終わっちゃうみたいだよ。

渋谷シネ・アミューズにて。 ノイバウテンのドキュメンタリー映画。 5/13, 5/14の二日間、合計2回のみ上映。DVD上映会のようなものだ。

よかったー。 一時期演劇をやっていたころの Blixa Bergeld はちょっと太ったかなー と思っていたのだが、きょうみたブリクサは全然そんなことなく、 どうも僕がおもうところで世界でいちばんかっこいい男かもしれない。

バンドのドキュメンタリーは、音楽演奏部分とインタビュー部分が バウムクーヘンみたいに交互交互になりがちだけど、 ノイバウテンはそもそも音楽演奏というか、 例によって金属叩いたりこすったり叫んだりブリクサの詠唱や悲鳴が響いて、 それ以外のところもブリクサの低く太い声はじめメンバーや関係者のヴォイスと、 いずれも渾然一体感があってよい。みんな年取ったなあと思いつつ、 かわらないなあとも思いつつ。 ノイバウテンとして最初に録音した高速道路の橋桁の下に銘板を 打ち付けるところとかいいです。いろいろなつかしのシーンも出てきます。 最初に Neubauten に出会ったのは高二のときですから、 かれこれ23年前です。うーむ。

アートとかパフォーマンスというとださくなってしまいますが、 攻撃・サブカル・アート成分が耳から入って血にきちんと混じって、 とても幸福な気分になりました。おすすめ。来週いくバウハウス・デッサウ展もたのしみです。

リーベスリーダー

最後の曲はアルバム Tabula Rasa (うっかり持ってないんだ…) 所収の Blume らしい。 タキシード着たメンバー、踊るブリクサ、ぐるぐるまわるお姉さん、 硫酸で腐食して歪んだオルゴールのようなシーケンスというか旋律、 異色で、でもこれはじわじわはまります。やばい。これは、いい…

2008/05/01: ある日どこかで

ある日どこかで  (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

スーパーマン映画で有名な、いまは亡きクリストファー・リーヴによる ラブ・ロマンス。 二十数年前の公開当時はぱっとしなかったものの、 今やカルト的人気があるらしい。
原題 Somewhere in Time のほうがいい雰囲気をもってます。

ネタバレというほどでもないので説明してしまうと、 タイム・スリップな恋愛映画。 冒頭、大学卒業を迎えた主人公は、謎の老婦人に 「また私のところに帰ってきてね」と声をかけられる。 のち社会的に成功したものの、ちょっとした挫折で旅に出た主人公。 いきあたりばったりに訪れたホテルで、 美しい女性の肖像写真のとりこになってしまう。 でもそれは、去ること七十年前にこのホテルで撮られた、 ある若き女優の姿だった。

なんでそんなもんでタイム・スリップできるんだと つっこめばキリはないが、 どう理屈をこしらえても、時間旅行自体が荒唐無稽なものであるから 気にしてもしょうがないだろう。
とはいえ、筋があまりにもシンプルで直球すぎて、 ちょっとこれではケータイ小説とか「恋空」を笑うことはできない。 韓国あたりでリメイクすればいい感じにまとまるのかも。 俺は見ないけど。