October 2008の記事一覧です。

2008/10/25: 車検

大泉のGSTさんに出していた C5 Break の車検があがったので取りにいく。
ここは、新生Citroen Peugeot Japonの、少なくともシトロエンの正式ディーラーから外れてしまった気がするのだが、 でも行くとXMとかXmとかXantiaとか2CVとか入庫してたりするので心強い。

先日70,000kmを超え、新車から7年経過。 あとパワーステアリングの異音が気になってきた、というお年頃。

で、やっていただいたメニューは、 前後ワイパーブレード交換、 前後ワイパーウォッシャー経路のクリーニング、 前後ブレーキバッド交換、 前ブレーキローター交換、 エンジンオイル交換、 エンジンオイルエレメント交換、 LDSオイル交換、 スパークプラグ交換、 右前オイル配管修理、 ATオイル交換、 等々。といったところ。

おかげでワイパーは無音でしゃしゃっと水をはじくようになり (日本車のようだ! 凄い!!)、 逆にブレーキはトヨタ風味な眠トロな感じから仏車っぽい確実な感じに向上、 ステアリングも、 マッタリ・アンド・シャープというあの独特の感じを取り戻した。
C5からステアリングの油圧回路は サスペンション系のハイドラクティブとは別系統になったはずで、 シトロエンの伝統からすれば堕落だが、 逆にいえば今回油圧系に問題があったのはステアリング系だけで、 ハイドラクティブIIIの油圧回路はLDSオイルは交換したものの まだまだ快調、なるほどメーカーが5年または20万キロメンテナンス不要と うたうだけはある。
なんだかんだいって、いつもLHMオイルのボトルを数本トランクに入れていて、 勤務先の立体駐車場を緑の海にしたこともいちおうあるXantia生活のころとは たしかに信頼性はまるで違う。だって俺いまだにLDSのオイルの瓶も、香りも、 色も知らないもんね。

おまけに車内車外もすっかりキレイに清掃していただき、 とても心地よい。車検の時しか車洗わない俺もいかんと思うが…
結局今回の車検は、税金もろもろ含めて33万かかったが、 この良い感じが取り戻せて個人的には満足といっていいだろう。

残る問題点は、 エアコンのポーレンフィルター交換(これは数千円レベルなのでいつでもいい。むしろ、旅先のシトロエン・ディーラーとかでやっていただくほうが旅情も味わえて楽しい)、 リアの荷物室のトノカバー一式のASSY交換(これは幾らするものやら… 十数年まえだったら 埼玉のキャロルのジャンクヤードを彷徨ってブツをゲットするノリかもしれないが)、 リアゲートの油圧オレオがヘタってきてしまって油断していると降りてきてしまう件の修理 (これもへたすると数十万コース)、 右側リアドアのパワーウインドウの不調(以前異物を巻き込んでしまったので)。
あと、115〜120ぐらいでステアリングに低級なシミーをガタガタと感じたのがちょっとナニ。まあこれを超えれば問題ないし、いま履いているタイヤ Michelin Energy XM1 が、ちょっとケチりすぎてあまり気にいっていないので、 次にきちんと Michelin Pilot Primacy あたりに履きかえて ホイールバランスをきちんと取ってからのお楽しみでいいや。

Xantia & C5

写真は、以前所有していた Xantia SX と、いま乗っているC5 Breakとのツーショット。
乗り換えておいてなんだが、 Xantiaは、 ほんとに ほんとに ほんとに ほんとに 良い車だった。 家族とスーパーへの買い物も、独りでホテルのバレット・パーキングも、 一日1,000kmペースの長距離巡航も、家具やサーバ数ダースの運搬も、 痛快なワインディング(ただし下りに限る)も、メカオタク趣味も、すべてを満たしてくれた 至高の乗用車のひとつだと思う。

落ち着いて上品で明るく、広いのにコンパクトで、暮らせば暮らすほど味とアバンギャルドが出てくるデザインもベストだ。

人間は、Xantiaと暮らしたことがあるかないかで、 幸不幸をデジタルに二分できると確信している。 みなさんだって、まだ遅くはないんです。

2008/10/05: Nouvelle C5

午前は家庭菜園にいって雑草取りやらネギの土盛りやら。

午後はDEBUT FAIR-NEW C5 登場記念フェアの案内をもらっていたので、シトロエン世田谷にいってみた。
シトロエン世田谷とはいっても、僕がいま乗っているC5を買った、甲州街道沿いの給田あたりにあったシトロエン世田谷ではなく、 馬事公苑とか東京農業大学のあたりにできた新生(?)シトロエン世田谷だ。

というか今年になってからプジョー・ジャポンとシトロエン・ジャポンが合併して、 ディーラーもまたまた大幅に増えたり減ったり減ったりしているのでよくわからない。
だがまあこれもいつものこと。それでも、いくら会社が合併吸収併合され、ディーラーや工場が増えたり減ったり移動しようが、 メカニックやエンジニアのかたは、行ってみるとみんなどこかで見覚えがあったりなかったり、 これは例えばWeb業界が広いようで狭くて、いまの勤め先がどこだろうが いやーみんな元気だねえ、というようなものだ。ルノーに乗っていたときにルノーに日本撤退されたことを考えればどってことない。
とはいうものの、こんなことの繰り返しではとてもカタギのかたに購入をすすめることはできないので、 いろいろ落ち着いていっていただきたい。

はじめてシトロエン世田谷に行ってみると (一時期、日本各所のシトロエン・ディーラーを視察するのが趣味? だったので、新生世田谷ももちろん脇を通ってみたことはあった)、 確かにXantiaとかXmとかその筋の人もきているが、でもメルセデスとかボルボとかレクサスとか、 新規顧客っぽい人も来客してるじゃないですか! すばらしい!
受付のお姉さんや営業のかたにうかがってみると、予想以上の来客数で、 シトロエンはじめて見てみる方もおおいらしく、ありがたいかぎりである。

Nouvelle C5 / シトロエン世田谷 ツアラー (ワゴン) の脇腹。現行BMW 3erの脇腹っぽい筋の造形がけっこうエロい。
Nouvelle C5 / シトロエン世田谷 テールランプの脇は横にはみだした造形になってる。写真だけだとわかりづらいところ。
Nouvelle C5 / シトロエン世田谷 リアウインドウの逆反り。C6もそうだが、CXの先祖帰りという明確なメッセージをシトロエン・ファンに発していて うれしいところだ。(ほんとか?)

ただ中に乗ってみると(試乗走行はしてない)、1.86mというちょっと勘弁してくれな幅の広さは気にならないものの、 結構前席も後席も、包まれ感が強く、広いって気がしない。グラスエリアが結構狭い、つまりガラス位置が高めで リアウインドウのエリアも中から感じる分にはちょびっとなのが非常に残念だ。近年のドイツ車とか、 むかしのマークIIあたりのトヨタ車みたいな、狭くて外からよく見えないのがカッコよくて恥ずかしくなくてヨシ、 といったヒキコモリ・ロマンを一瞬感じる。これはいただけない! のびのびあかるく、いけしゃあしゃあとしたフランス車はどこいった!

(ちなみに、同じく展示してあるC4 Picassoは、室内の広さ、明るさ、デザインの能天気さと新しい提案が、 家族でこのクルマに乗り込んでスタートすればたのしい人生に200%の確信が持てるという、 ぜひおすすめしたいたのしさだ。)

室内の高級感は相当向上してます。たしかにウインカーレバーやパワーウインドウスイッチはじめ、 各所のパーツは「やあ、みんな元気かい!」という、 PSAの乗用車おなじみの部品だらけだけど、僕が免許をとったばかりの20年前のころの、 子どもがつくったプラモデルみたいな品質だったフランス車とはもはや何もかも違う。
ブラックアウトされまくった内装は、むせかえる革の香りも相まってかなりかっこいい。
地味だけど、ライトのオートモードが、オフと独立して設けられているのも細かい改良だ。
(初代C5やC6は、何かと何かを押しながら(忘れた)エンジンオンするとオートライトモードになるという、 隠しコマンド的な操作をしないと切り替えができないのだ)
例の、中央部が固定になってるステアリングも、ヒトのマネだけは嫌だという 「ひねくれ」がシトロエンに堂々と凱旋してきたシンボルだ。 ドアミラーの付け根のほうにウインカーがついてるのも、全世界がメルセデスSクラスの真似をしてドアミラーウインカーを パカパカさせてばかりの恥ずかしさにデザインの反旗を翻していてよろしい。

きょういろいろ見てみた結果としては、やっぱ室内がトヨタとかアウディみたいに狭い感じを受けるのが どうにも抵抗がある。
いまのC5を買ったときも感じたのだけど、(一部の)独車や日本車から (本来の)仏車にのりかえると、 夏の海の家のタタミ敷きの広間に「イヤッホー」と大の字になるような、 のんびりまったりそれでいいじゃないか感を感じるんだよね。でも今度のC5は、せっかく乗り込んでも会社の会議室にいるような感じが残る。「勤務時間感」が確実にあるのだ。
新C5は堂々とドイツ車正面勝負を挑んでいるクルマで、商品商材としてはそれもアリで心強いが、 そうじゃない本来のまったり味の製品も出してほしいところ。 いままでは、どちらかというとプジョーのほうがややそっち指向だとおもっていたのだが (由来もドイツ国境のアルザス・ロレーヌ地方あたりだしね)、 ブランディングも今後かわっていくのかな。

C6 / シトロエン世田谷 C6 / シトロエン世田谷 C6 / シトロエン世田谷

こうしてみると、C6の「一見さんお断り」なデザインが実にしびれる。 中も広いし。メルセデスやBMWあたりとはちがって、成金風情には絶対に契約書にハンコを押せないクルマ。