February 2007の記事一覧です。
スティーブ・ジョブズ神の交渉術?独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか いわゆるジョブズ本のひとつ。いままでのいろんな交渉場面の紹介と、 それぞれに対する洞察っぽいものをかさねてできている本。 内容は平板で薄く、すでにジョブズものをいくつか読んでいるひとなら、 時間を使って買って読むほどの本ではない。
仕事は楽しいかね? 飲み屋でひとりで一服しつつビールをたのしみながら1時間ほどで読んだ。
お仕事系自己啓発本かな。自己啓発モノって宗教にも似た気色悪さが個人的にはちょっと苦手なところがあるんだけど、 まあ読んでいい気分になってその人がポジティブになる作用があるのならOKだろう。 つまりまさにお酒とか宗教とかタバコとかと同じ。
タッチング・フロム・ア・ディスタンス?イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン Ian Curtisの未亡人が綴る、イアンとの出会いからイアンの自殺までに至る手記。 Joy Divisionの暗い音楽や歌の世界とはまたちがう、 手で触れられるほどそこにある不幸がひたすら綴られている。 不幸とドラッグと不信と不器用な優しさだけの一冊。

イアンがてんかんで悩んでいたこと、 彼のまさにてんかんのようなステージでのダンスは、 その裏返しなのか、表なのか、といった面も知ることができる。
巻末に全歌詞の掲載あり。 組版がいまいちで読みづらいうえに、読んでも鬱々とするだけなので、 JD好きのかた以外には薦めがたい。JDファン以外が手をだす本とも思えないが。

失踪日記 鬱と現実逃避から、職場と家庭を逃げ出し、乞食としてさまよった一時期を綴る私小説。
淡々とあかるい絵柄で描かれているのが、かえって凄みと洞察を感じさせる。なかなかすばらしい一冊。
眼の誕生??カンブリア紀大進化の謎を解く カンブリア紀以前の地球の生物の進化は遅々として進んでいなかったのに、 カンブリア紀以降は海に陸に空にと爆発的な進化と豊富なバリエーションを見せはじめる、 その、原因がわかっていない「カンブリアの爆発」のトリガーは、 生物の「視覚」取得にあるのではないか、という仮説を、生物学や考古学、光学などまじえ 明快な文章で解説してゆく本。
極力専門用語を排し、周辺証拠の解説から最後の結論まで落とし込んでいく文章は読みやすく、 僕のように生物学に特に興味のないものでもおもしろく楽しんだ。