February 2007の記事一覧です。
千駄ヶ谷 Loop-Line で毎月やっているらしいVJイベントにSFHのHさんと赴く。
いろいろ一緒に検討。やっぱりここを予約することにした。 2007/4/29 sunはみなさん予定あけて待っててね。
そのあと焼酎と蕎麦。
ソビエト連邦、ロシアの電子楽器をあつめたサイト。
http://www.ruskeys.net/
これはやばい。

FAEMI - M のVCFツマミとかADSR(おそらく)のロータリースイッチとか、 しびれまくる。 Eludin というのはElectronical drum instrumentらしいのだけど、 2オクターブ鍵盤がただものではなさそう。 Formanta UDS はSimmons SDSのパチもんだろうか。

Poltava とか Orion とか、さすが、Bayanなキーボードの電子楽器もいろいろある。

東欧方面の楽器ショーの情報とかみると(そんなもんみるな)、 いまだに東欧方面ではバヤン鍵盤が主流な地域もあり、 というかジプシーの、本当に音楽でメシを食っている階層の人たちは、 もう本当に生活の糧なので下手すると音楽が好きどころか 音楽なんて興味ない、 むしろ音楽は俺たちの階層に許された唯一の仕事でしかなくて 音楽なんか大嫌いだ、というような場合、 普通のピアノ型鍵盤なんて俺弾けないもん、バヤンしかわからんもん。 という向きもいまだに多いようで、そのような、一生場末の流し演奏で 生活していかなければならない人たち、またそういう連中が演奏できる楽器を 店でも置いておかなければならないというニーズ、 そのために、フツーのエレクトーンのような筐体に、 白黒のピアノ鍵盤がつくべきところに バヤン鍵盤をくっつけたものがいまだに開発され売られているようだ。
それらはみんなデザインもださくて、ついている機能も実践的なバッキングとか チャカポコリズムボックスとかだったりして、 俗に写真や映画でみるところの「いわゆるジプシーの哀愁」的なものよりも、 もっと惻々とした、生活層に密着した「やがて悲しき河原乞食」的な哀愁を感じる。

近年の日産自動車のテレビコマーシャルの選曲はなかなかツボをついていて、 先日売り出された軽自動車のコマーシャル・ソングは、 Tom Tom Clubの「おしゃべり魔女」(!)の軽妙なカバーだった気がする。

ほかにもNew OrderのCruftyとか、EurythmicsのThere Must Be An Angelとか、We Will Rock You / Queenとか、 YesのOwner Of A Lonely Heartとか、購買層をよくとらえた 三十代、四十代殺しのステーションが多い。

そのなかでも、マーチのコマーシャルでは2年近くまえから Depeche ModeのJust Can't Get Enoughのカバーが使われていて、 ベタな80年代シンセ・ポップである原曲にくらべ、 明るく軽いガール・ポップがとてもいい感じだ。
コマーシャルで使われているニナ・マドゥによるカバーはCDがでていないのだが、 Nouvelle Vagueの女性トリオとMobyによる、 ちょっとシックで落ち着いたアコースティックなやつがあって、 なかなかちょっといい。

Nouvelle Vague ft Moby - Just Can't Get Enough (Live)

日産マーチのコマーシャル。Sing by Nina Madhoo.

これは土屋アンナによるカバーのほう。
いやー、こんなにいろんな女の子が Just Can't Get Enoughをカバーする時代がくるとは、 マクルーハンでも予測できなかった。

1981年の原曲。みんな若い。てれくさい。
ヴィンス様が映ってる、踊ってる。きゃー。
みんなカッコがださくてイイ。

追記: ニナ・マドゥーによるカバーも今はCDでてるらしい。
SHIFT second-NISSAN CM TRACKS-

千駄ヶ谷Loop-Lineでノイズ系イベントがあったので、 下見も兼ねて行ってみた。近所に住む友人、SFHのVJもやってるKさんをとっさに誘って二人でいく。

最初は ASTRO + Mike Shiflet. 上手のMike氏は関西在住のアメリカ人アーティストらしい。 ハンドメイドの各種ノイズ発生器とかいろいろでぐじゃぐじゃ。
下手のASTRO氏は据え置きの弦楽器をボウで弾きつつノイズを発生。
40分ほどえんえんとドローン気味のノイズ。こういうのは最初は気持ちいいんだけど、 構成なく延々とやる系のは、正直5分ほどであきてしまう。 それでも時折低音うなり系のひびきにいいものはあった。

次は John Hegre + Government Alpha + Reiko.A という、 一見にこやかな白人のオッサンと、不敵そうな青年、そして舞踏の女性。
オッサンの足下にはジルジャンのシンバルの壊れたやつがあって、 ギターをそこに叩き付けたり、狂犬病にやられたエイドリアン・ブリューのような ぐちゃぐちゃなギターの弾きっぷりで終盤には弦はほぼ全部ちぎれてしまい、 青年はいろんなトーン・ジェネレータやマイクもどきをKaoss Padにぶっこんで ノイズの渦を発生、そこをゆっくりとカルマを背負って舞う女性。こちらは若干メリハリありたのしめた。

すばらしかったのは KK.NULL (岸野一之). Kaoss Pad 3 を2丁、両手であやつり、構成もトーンもメリハリも効いた音世界で、 高圧電気でゆっくりと処刑される狼男のような絶叫を幻想的な虚無にエレクトロニカも秘めて 昇華させるさまには、深く感激、深く満足。すばらしかった。しらべたら初期のハナタラシとか YBO2にもいた方なのですね。これはとにかく収穫。
あとCereal KillerのTシャツがカワイイ ^^; 僕も欲しいこれ!

最後は Testicle Hazard という、Jazkamer名義で活躍するLasse Marhaug(ノルウェー)と Tommi Keranen/Rula(フィンランド)の二人によるヘヴィー・ハーシュノイズ・ユニット ということなんですが、これまた延々とメリハリのないノイズってやつで、退屈。 まだおわんねえのかなー、と、最前列でケータイでmixiをみていた。

とにかく、きょうは KK.NULL こと岸野一之のライブアクトを体験できたのが収穫だった。
場所としてのLoop-Lineは、ノイズとかも含めてアート系ができるのはいい感じだけど、 ちょっと狭いかなあ。
あとPAがスピーカー2個だけでちょっと弱いけど、 でもハーシュ系ノイズを2時間半浴びたあと、耳もやられず普通に会話ができたので、 逆に助かったともいえよう?

2007/02/25: 東京物語

いわずと知れた小津安二郎の名作。 古きよき優しき日本人の風景、の共同幻想かもしれないけど なんとかかんとか。やっぱりイイ。原節子きれい。

1979年の作品。グレゴリー・ペックにローレンス・オリビエとなかなか渋い名優が出ているサスペンス映画。

筋を説明するとネタバレになってしまうんだけど、 アドルフ・ヒトラーのクローン人間をいっぱい作ろうとするナチ・ドイツのヨゼフ・メンゲレ博士と、 その野望を暴こうとするナチドイツ戦争犯罪人ハンターのユダヤ人のおじさん (シモン・ヴィーセンタールみたいな)との息詰まる戦い。 という感じ。
実際、この映画のこのあたりのコンセプトを知らずにこの映画を観るひとはいないだろうから、 ネタバレというほどのことはないのだけれど。 でも、物語の出だしのほう、 「2年半かけ、世界中の65歳の公務員の男94名を殺害すべし」 という首謀者からの指令は、観るものをサスペンスドラマへ誘う謎として、 なかなかよくできている。
なぜか日本の映画館では公開されずに終わった。 高校のときぐらいから、機会があれば観ようかなと思っていたけど、 気づいたら39になってしまった。

なんかリメイクを作る話もあるそうです。

Japan の1980年(!)の作品。 お化粧ポストパンクバンド(だけだと思われていた)時代から 脱皮して発表されたQuiet Lifeから、 不朽の名作にしてラストアルバムのTin Drum (錻力の太鼓)に至るまでの ちょうどまんなか。 しかしいまにしてまた考えると、1980年にこのアルバムを出したというのは ほんとうに凄いな。 Tin Drumは名作中の名作で、多少なりとも音楽にまじめに向き合おうとするひとなら、 映画でいうと七人の侍のように一度は聴いておけ、 というぐらいの逸品だが、 Gentlemen Take Polaroidsもけっこういい線いってると思う。

もちろん捨て曲はないし、サティっぽい曲を書きたかったと デヴィッドがみずから語る Nightporter もむろん名曲だ。 リチャード・バルビエリの情念のシンセ・ワークがうごめく Burning Bridges もすばらしい。当時のJapanのライブビデオ (もちろんVHSとか)を観ると、出だしの曲にこれがよく使われていて、 雨に煙る中国の風景とか毛主席のコラージュとかにこれがかぶさってくると、 全身が鳥肌で昇天してしまう。
Taking Islands In Africaは、ちょうど同じくロンドンでB2-UNITを 録っていた坂本龍一と知り合って、そして教授が提供した曲で、 いまでも続く教授-Japanラインの人脈のきっかけになったものだと思うと、 いまさらながら感慨深い。
そして、リズムボックスもかませたポリリズム性の中を サックスやミック・カーンの例のウネウネベースがさまよう Swing は、 実にかっこよく、暗く、グルーヴィーで、 「錻力の太鼓」の前触れを感じさせる。

いま売ってる新品はCCCDらしいので、音楽の将来のためにも、 こんなクソなクズを買ってはいけない。 中古なりなんなりを 買ったほうがよい。僕は iTunes Store で900円だった。
Japan - Gentlemen Take Polaroids

Victor ノイズキャンセリングヘッドホン [HP-NC80] 通勤でよく使う都営大江戸線は車内ノイズがひどく、 iPodで音楽を聴くのが厳しいときがあるので、 ノイズキャンセリングヘッドホンを買ってみた。

音楽なしでかぶってノイズキャンセリングをonにすると、 一瞬後、プールにかるく潜った感じで若干しずかになる。
僕は以前 BOSE QuietComfort シリーズを体験したことがあるので、 あの異次元に遷移するような体験とはもちろん比べ物にならない。 でもあちらは4万強の商品で、これは5,000円台だから、 コストパフォーマンスは良好だろう。

聴こえる音楽はわりとソフトで、ドンシャリではない。
またノイズキャンセルon/offで音楽の味があまりかわらないのもよい。 ノイズキャンセルはいちおう2モードある。低音ノイズも取るか取らないか。
電池は単4一本。電池が切れた際は単なるヘッドフォンになる。
他メーカーの同様の価格帯のものでは、 ノイズキャンセルon/offで音楽の雰囲気が全然変わってしまったりとか、 近くのケータイの電波を拾ってしまって異音がするとか、 電池が切れるとただのヘッドフォンにすらならないとか、 いろいろあるようなので、実際にいろいろ試したわけではないが、 これは結構おすすめではないだろうか。

スティーブ・ジョブズ神の交渉術?独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか いわゆるジョブズ本のひとつ。いままでのいろんな交渉場面の紹介と、 それぞれに対する洞察っぽいものをかさねてできている本。 内容は平板で薄く、すでにジョブズものをいくつか読んでいるひとなら、 時間を使って買って読むほどの本ではない。

2007/02/21: 荒野の七人

「七人の侍」の映画化権をユル・ブリンナーが買って作ったお気楽西部劇。
3時間超の不朽の名作「七人の侍」とまじめに比べてはいけない。
舞台もニーズも観客層も違うのだし、これは全然ちがうもの。 鼻でもほじりつつ、コーラでも片手に、ゲップをしつつ気軽に観よう。

見ていると、これはあの人なのね、ここはあのシーンなのね、 というのをいろいろたのしめる。
日清カップラーメンを食っていると、 はいっているカケラひとつひとつに、 おおこれはまるで本物のナルトみたいだなあ、 これもまるで本物の卵焼きみたいだなあ、と、 模型やパロディと同じような楽しさがある。そういう感じ。

荒野の七人 <特別編> 荒野の七人 アルティメット・エディション 荒野の七人コンプリート・コレクション

十年ほどまえ、当時勤めていた会社の子会社、 かつての電算系部署がSIer系会社に独立して… というよくあるパターン、 が人材不足で、おそらくあまり予算もなく、 ついにそこの仲良かったマネージャさんは、fjに 「七人の侍」のパロディみたいな求人メッセージをポストしていた。
(まあ映画に縁の深い会社だったし。でもそのSIer系会社は、 NEC ACOSがどうしたみたいなのが当時のメイン分野だったが…)

「給料はあまり出せません、けどメシは腹一杯くえます」 みたいなそのメッセージは、面白かったが、 予算窮乏のなかからひねりだした感が切々としていて、 ちょっとせつなかった。
エレベーターでたまに会うたび、「侍は来ましたか」と聞いていたが、 いつも寂しそうに笑っていた。
さすがに「おう、SEは見つかったかい! 安くて、強くて、物好きなのがよ!」とは聞かなかった。

シャネ・パンジャブが店名を変えて カリカになっていた。 10人ほどで楽しんだ。ナンあいかわらず旨い。とくにチーズナンすばらしい。 あの、タマネギの甘酸っぱい漬け物がなかったのが個人的に残念。
仕事は楽しいかね? 飲み屋でひとりで一服しつつビールをたのしみながら1時間ほどで読んだ。
お仕事系自己啓発本かな。自己啓発モノって宗教にも似た気色悪さが個人的にはちょっと苦手なところがあるんだけど、 まあ読んでいい気分になってその人がポジティブになる作用があるのならOKだろう。 つまりまさにお酒とか宗教とかタバコとかと同じ。

2007/02/18: mixedtape 15

http://mixed-tape.com/
いつのまにか出ていた。
けっこうしぶめで、眠くなる。いまいち。

2007/02/15: 早野凡平

メロディ・パイプについて調べていて見つけた人。 1990に亡くなった大道芸人。帽子をいろんなかぶりかたをする瞬間芸を 連投するのがメインの演目だったようだが、 メロディ・パイプをひとりで4本振り回して合奏をしてもいたようだ。
Wikipedia

YouTubeにビデオがあった(!)のだが、 ネタ道具のなかに確かにメロディ・パイプらしきものが複数本見える。 このビデオではそれらを使った演奏までは確認できない。

あと、これはメロディ・パイプではないけど、 水道のビニール配水管を叩く男と、 その長さをトロンボーンのように屈伸させて音階を作り出す男、 を4組あわせた、若干ソフトなインダストリアル系ビート。 なかなかかっこいい。

trash4funというバンドらしい。 YouTubeで探すといろいろ出てきて、かなりイイ。音楽とは音を楽しむことで、かつそれは芸であり、つまり大道芸である。 ということの真ん中にいる気がする。
http://www.trash4fun.de/

大洗リゾートアウトレットの隣の敷地。 大洗にも道の駅をつくろうとしているようで、 その準備段階として食い物屋というか屋台が集まっている感じ。
http://www.kimagure.jpn.org/kimagure/E_Oarai.html
これがたいへんすばらしく。

» 続き…

RESORT OUTLETS OARAI http://www.oarai-outlet.com/
八ヶ岳リゾートアウトレットの弟分。 八ヶ岳にくらべるとこじんまりとしていて、造りもシンプルだけど、 ぱぱっとまわるには都合もよい。とはいいつつ昼飯のあと暗くなるまでずっと 靴や服のおかいものをしていたけれど。graniphとかもあった。
アクアワールド大洗 朝7時半に家をでて、 アクアワールド大洗にいってきた。 外環から常磐道に出て北関東道というルートなので、道はひろくてがらがら。 100km以上あるが、1時間ちょいで着いた。 天気もよかったのですばらしい。

» 続き…

また一転して今度はやたら健康的なやつで、なかなか頭がついていかないが、 うちの前の石神井公園で毎年やっているファミリーマラソン大会に今年も参加。
一周1.75kmで、息子は3周。ぼくは去年2周したらしにそうになったので1周でいいや。

地元の名士のベタなあいさつとか、警視庁の薬物ハンタイキャンペーンのマイクロバスとか、 なかなかおもしろい。

帰宅して、昨晩ひかるさん邸にお邪魔して借りてきた、 先日のライブのDVDやDVテープを取り込んだり、 ビデオ・コラージュを作ったりする。

そういえば、昨夜は車の右後輪がすっかり空気がなくペチャンコになっていて、 時間もなかったので、しょうがなくそのまま都内を走り回っていたが、 適宜車高を上げたり油圧を固めにしてやれば、油圧シトロエンは3輪でも気にせず走りまわれるので便利だ。
(実際には、最近の電子制御なハイドラクティブ・サスペンションだと、クルマが勝手に車速とか凹凸とか判断して 車高を下げて戻そうとしてしまうので、やりづらい。ここは旧式の、電子計算機などまったく介入していない クラシックなハイドロニューマチックのほうがよい)

いろいろ満ち足りている人生ではありつつも、やっぱりシトロエンBXもほしいなあ。 いまだに、想うと胸がずきずきする。
ちなみに、万が一家族になにかあって僕が突然ひとりぼっちになったら、 その日の午後は、僕はシトロエンBXを買いに行く、と奥さんには言ってある。^^;

タッチング・フロム・ア・ディスタンス?イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン Ian Curtisの未亡人が綴る、イアンとの出会いからイアンの自殺までに至る手記。 Joy Divisionの暗い音楽や歌の世界とはまたちがう、 手で触れられるほどそこにある不幸がひたすら綴られている。 不幸とドラッグと不信と不器用な優しさだけの一冊。

イアンがてんかんで悩んでいたこと、 彼のまさにてんかんのようなステージでのダンスは、 その裏返しなのか、表なのか、といった面も知ることができる。
巻末に全歌詞の掲載あり。 組版がいまいちで読みづらいうえに、読んでも鬱々とするだけなので、 JD好きのかた以外には薦めがたい。JDファン以外が手をだす本とも思えないが。

2007/02/10: あたま

うちの会社の女の子の妹さんが仕事している美容院にカットモデルにいってきた。
美容師として一人前になるには、100人ぶんカットモデルを経験しないと ならないのだそうで、僕はその百人斬りの88人め。

いろいろ好きなようにやってみてもらった。 カラーをいれたのはうまれてはじめて。
僕は幼稚園のときに最初のシラガが生えたぐらいで、 中学のときはけっこう白髪が見えるね、 高校だと割と白いところもあるね、というぐらいで、 成人したころにはもうグレイタイプになっていた。
ただそれは自分ではとても気にいっていて、 なにしろ何もしないでも他人と違う頭の色なんだから、ラッキーである。
おまけにすごいクセ毛なので、どう料理するか難しいところだったと思うけど…
おまけに、今年の初チョコまでもらっちゃいました。

奥さんにケータイで写真をとって報告したところ、

出川哲朗ですか?
という返事がきた。普段テレビをみないのでよくわからないが、 きっとかっこいい人なのだろう。
フィールドワークというか。

環境ビデオや印象ビデオ、環境音楽や印象音楽をつくるために、 いろんなものを撮ったり録ったりするわけですが、 この作業は、ほかの作業と両立させるのが非常にむずかしい。

起きているときは、同時に複数のことを考えて実行しているのがふつうだと思います。
たとえば街を運転中であれば、ミクロには前のクルマとの間隔とか、 そこの横断歩道にいる爺さんが渡りだしてくる危険性の計算とかをするわけだし、 もうちょっとマクロには、前のクルマの最近の挙動から運転のヘタさを割り出して 車間をもうちょっと開けるとか、前のやつが詰まっちゃったときに とっさに別の車線に逃げて進むために横や後ろの車線の様子を見ておくとか、 横や後ろの車線をまえもって牽制しておくとか。
バスがいたら車内の停止ボタン点灯やバス停の客の数をチェックするし、 タクシーがいたら、客が乗ってて降りるそぶりがありそうならこっちも対応準備をするわけだし、 客がまだ乗ってなかったら、タクシーと同じく手を挙げて車を止めようとしている奴がいないかこちらも注意力の数パーセントを割り当てておき、タクシーの客寄せ急停車に備えるわけだ。
さらにメタには、 移動ペース計測になりそうな車を数台ガンをつけておいてときおりしらべたり、 都市の混雑状況とルートの最適化とか、そもそもきょう車で移動すべきだったかとか、 あとは来年度の会社の組織はどうすんのがいいかなとか、 子供の中学進学はどうするかなとか、 そこの店の広告はなかなか斬新でいいが、実際の購買行動にはどんぐらい結びついて 出稿投資効果にはどんぐらい見合ってんのかなとか、 あの曲のサビのあとはどう展開するといいかなとか、 昼メシは何を食うかなとか、同時にいろいろ考えるのがたのしいわけだ。

ビデオや音素材を求めて動くときは、こういうことがまったくできない。 この風景 (交通標識の右下半分とか、パチンコ屋のネオンのかけらとか、排水路を流れる水とか) をどういう尺でとりこんでおき、どのエフェクトでどう料理すると、 どういう曲・歌詞のどういう場面に意外にも合うのか、という思考は、 それ以外の思考とはなにもかもが違うもので、両立させることが 少なくとも僕にはまったくできない。 頭をすべて専用回路・専用アプリケーションにする必要がある。
この思考のきりかえ、マインドセットのきりかえには、 頭のリブートのような段階をとおっていく。 これには数秒の集中を必要とするので、たとえば車の運転中にはしないようにしている。
リブートすると、まわりの風景が最初はモノクロームにみえ、 次第にカラーになってくる。

この両方のマインドセットをも同時並列実行できたらすごいな。 これができないのは、単に僕の頭の性能の問題かもしれない。

Faustmusik 「ファウストムジーク」ってぐらいで、ゲーテのファウストが題材。 ドイツのポツダムで1994年に 「Faust::Mein Brustkorb: Mein Helm (My Breastbone: My Helmet)」 という芝居があり、その舞台音楽らしい。 というかブリクサがメフィスト役で出ていたようだ。

内容は、割と持続音系がおおく、ドイツ語のモノローグ、語り系も多い。 基本的にそれほど打撃系、メタル系はない。カキンカキンはしてないです。
ぞわーっと、内省的な深く暗いノイズ。 最近聴いた音だと、ヒカシューの「転々」とかいける人ならいけるのではないだろうか。 下腹部に沁みる不安感がとてもよろしい。 これを舞台音楽にしたファウストの上演というのはかなりよさそうだ。
(こないだの新国立劇場の勅使河原三郎のダンスもかなり見たかったな〜)

舞台音楽の作曲編曲というのもやってみたいな。 プログラミングとかサーバうんぬんの仕事なんて、もうどうでもいいですヨ。

GORILLA 同じく夏木マリの、これはわりと最近のアルバム。 全曲が小西康陽プロデュース。歌うまい。ジャズにボサノヴァ、シャンソンと、 けだるい大人感満点。ジェームス・テイラー、菊地成孔などメンツもすごい。 出色なのは叙情的で文学的な「ゴリラ」。
ほかの曲もよいけど、 曲も歌詞もコードもみんなもろに小西康陽節で、 これはピチカート・ファイヴの確信犯的な「ボクらは消費される音楽を作ってるんだよね、えへへ」というスキームだとむしろこれが小気味よいのだけれど、 生っぽい音楽の場合は、そのいたずら性の光がちょっと薄れる気がする。 もっとラフ・ラグに崩してあればよかったのかもしれない。

「私について」はもともと Pizzicato Five の曲だけど、 「戦争に反対する唯一の手段は。〜ピチカート・ファイヴのうたとことば〜」(これもなかなかの名盤) にも同じく夏木マリ歌うライブ版が入っていて、こっちもとても良いです。

絹の靴下?マグネット・アルバム? 「♪ど・う・に・も・と・ま・ら・な・い〜」
「♪うらだ〜 うらだ〜」(狙いうち)
「♪やめて〜」(経験)
とか、山本リンダや辺見マリといった昭和歌謡曲が全開のアルバム。 なかなかすばらしい。娘が大喜び。教育上どうなんだ。まあいいや。

2007/02/04: 二月の魚

息子が石神井公園で釣ってきたザリガニを居間の水槽で飼っていたのだが、 こいつは油断するとすぐ水槽から脱走するやつで、 気づくと押し入れにしまった布団のなかから発見されるということがあった。

ある日台所で何かの茹で汁をキッチンシンクに流したら、 そのシンクの排水口のなかに隠れていたのが発見されて、 さすがにそのダメージは激しかったようで、 目も白く曇ってしまい、ぶるぶる震えてばかりで、 気の毒でせつなかったが、数日で昇天してしまった。 亡骸はこどもたちが石神井公園に埋めに行った。

そのあとしばらく水槽は、 ちいさな貝のほかは 主のいないまま、藻の発生するままにまかせていたのだが、 スケートの帰りに、Penguin Villageに寄って、今度はちいさな魚を買ってきた。

100 1543 中をすっかり洗って、砂も新しく購入したアップルサンドを水洗いして入れ、 水草を植えておく。
風呂場で待機するネオンテトラと先住者の貝。
この貝は水槽のガラスにこびりついた苔のたぐいをどんどん食べてくれるのだ。 けっこう可愛い。
100 1547 100 1545

100 1551 ちっこいナマズはオトシンクルス。こいつも苔をいっぱい食べていつも水槽をきれいにしてくれるらしい。なかなか可愛い。
100 1554 ネオンテトラ。
100 1550 ちっこいエビはヤマトヌマエビ。こいつも水槽のゴミをせっせと食べてくれるらしい。かなり可愛い。なんかいちばん観賞魚っぽくてアイドルっぽいのがネオンテトラのはずなのだが、実際にはあまりキャラが立っていない。

というか、ネオンテトラ以外は全員水槽掃除人だ。「運用のむずかしさ」というやつを、前回思い知ったらしい。

2007/02/04: スケート

スケート 娘が以前から行きたい行きたいといっていたスケートに行ってきた。
東伏見の、むかしは西武プリンス系の、いまはダイドードリンコの冠が ついたスケートリンク。ここは二十年前ぐらいに一度きたことがあって、 すなわち生涯でたった一度きたことのあるスケートリンクだ。 きょうは二回目で、つまり生涯で二度目のスケートリンクだ。

やはり僕の運動神経のなさというのは人類の歴史のなかでも相当なもので、 2時間やって、結局足でけって前に進む、まっすぐ進むというのがまったく できなかった。そこへいくと、最初こわいこわいと行っていた息子や娘は それなりにすいすい滑れるようになっていて、すばらしい。

スケート おとうさん、しょうがねえなあといいつつ、娘も息子も奥さんも 手をひいたりいろいろ親身の指導をしてくれ、いい仲間に恵まれて すばらしい人生だ。

2007/02/04: W44S

W21SからW44Sに機種変更した。
ワンセグ、ラジオ、FeliCaといわゆる「全部入り」のうえに、例の開け閉めが変なかっこうのやつだ。
早いもので、もはや最新機種のラインからは落ちていて、さらにヤマダ電機で特別価格が出ていたので これに機種変更決定。2年以上愛用したW21Sは、連日の酷使のせいで、筐体はぼろぼろ、電池は数時間しか保たず、 さらにときおりキーがまったく効かなくなったりして、すっかり寿命をむかえていた。

キーは平たく小さくて押しづらい。いまひとつだ。たしかにこういう機種は、運転中に操作しちゃいけない。
そもそもソニー・エリクソンの端末のくせして、ジョグダイヤルでないのがいちばん残念。
SO503i, SO504i, SO505iS(これはジョグダイヤルじゃないけど), C406S, W21Sとジョグダイヤル + POBox の ケータイを愛用してきた立場としては、ジョグダイヤルじゃないケータイなんて頭のおかしい欠陥品だとおもっているので、 もはや市場にジョグダイヤルなケータイがない現状は非常にばからしい。 いったいどうなっておるのか。正直、ケータイを機種変しようとして カタログをみたり店頭にきてみても、カーソルキーで操作する愚鈍な端末がならんでいるばかりで、ため息がでる。
つねづね思うのだが、パソコンにしろケータイにしろ、「カーソルキーのキーリピートに頼るユーザインタフェース」は、 それだけでダメの刻印を押していいと思う。

W44Sの、例の上や横に開く画面であるが、やっぱり格好がヘンでいい。 ヘンなメカ好きとしてはなかなか訴求する。 でもやっぱり若干ヤワだ。 カブリオレなクルマを運転して、やっぱちょっと車体ががたがたするよね〜、まあでもしょうがないよね〜。 エヘヘ。というあの感じだ。

ワンセグは、選局で若干待たされるのは、こういうものなのでしょうがないけど、 体感的にやっぱりちょっといまいち。でもひまつぶしにはなる。テレビは普段全然見ないんだけど。

待ち受け画面、DoCoMo 的にいうとデスクトップには、自動配信のニュースとか天気予報とかが 出るようになっていて、一見便利だけども、実際につかってみると、ボタン操作がいちいちそっちに 行ったりしてうっとうしい。手に納豆のべたべたが付いているような生理感だ。
特に「占い」とかが、個人的な生活の道具に勝手に割り込んでくるのは、 こういうものが嫌いな人間としては、かなり不快感がある。 入居した自分の部屋に、新興宗教のポスターとかポルノ写真が勝手に貼られていたら嫌ですよね? こういうものは、申し込まないかぎり目に触れないようにしていただきたい。

おサイフケータイ。 僕はこの手のものにはもろにレイトマジョリティなので (仕事だと、フェリカネットワークスにサービスイン前の仕様を打ち合わせに行ったりはするけど、 いち消費者としては、とんと興味が無い)、 何やら似たようなものがいろいろあってわけわからない。
(いやそりゃわかるけど、一般消費者の頭で考えて、シンプルにストンと理解できて訴求できてなければ、 単なる企画と技術のオナニーでしかないよね)
とりあえず Edy とモバイル Suica はダウンロードして登録したりチャージしてみた。

USBが卓上ホルダー経由でしか接続できず、直接本体につなげないのはがっかり。 もっとも、普段 OS X しか使わないので、べつにつないでも特にメリットはない。
Windows マシンがあれば、au Music Port を使って、iTunes + iPod に、さらにスケジュール管理と 電話帳管理とメール管理を合体させたような世界が待っているのは知っている。狙いはいいんだよね。 実際に自宅でも奥さんが W43CA で使っている。
でもなんつか重いし、なんというか、ダサいものを見てしまった… という後味の悪さがのこるだけだった。ので自分の W44S に関しては、このあたりはまったく興味なし。

対応メモリカードはいまだにMemory Stick Duoだ。 同じく Memory Stick Duo な W21S からの乗り換えなので、これはこれで助かる。

というわけで、とりあえず買って1時間は飽きなかった。というところです。

2007/02/04: 節分

節分 きのうは節分だった。
どこのコンビニやスーパーにいっても恵方巻をいっしょうけんめい売っている。 某コンビニでは売り上げ本数に応じて報奨金が店員にバックされるようだ。 さっそく家でも数本が調達されていた。

しょうもないのだけれど、 商売を活性化させようと、流通さんや企画さんがまっとうに努力しているわけで、これはこれでおもしろい。 あれこれいうのは野暮というものだ。ぼくも黙ってぱくついた。 でもこれ、かなりすぐ腹一杯になっちゃって、ちょっときついな。

あとカレンダーをみると、節分とバレンタインデーって割と近接しているのに気づいた。
鬼のお面をかぶって、意中の男性に職場で恵方巻を投げつける女の子とかいたら、 惚れてしまいそうだ。
節分 節分 節分

失踪日記 鬱と現実逃避から、職場と家庭を逃げ出し、乞食としてさまよった一時期を綴る私小説。
淡々とあかるい絵柄で描かれているのが、かえって凄みと洞察を感じさせる。なかなかすばらしい一冊。

なんか女性ターゲット指向らしいです。
http://www.festa-yokohama.jp/

ええと、俺も鉄道模型は嫌いじゃないですが、というよりも、このサイト、一体どこから突っ込んでいいのかわからないぐらい企画もコンセプトもデザインも隅々までしみじみと滋味深いので、ぜひご照覧ください。

眼の誕生??カンブリア紀大進化の謎を解く カンブリア紀以前の地球の生物の進化は遅々として進んでいなかったのに、 カンブリア紀以降は海に陸に空にと爆発的な進化と豊富なバリエーションを見せはじめる、 その、原因がわかっていない「カンブリアの爆発」のトリガーは、 生物の「視覚」取得にあるのではないか、という仮説を、生物学や考古学、光学などまじえ 明快な文章で解説してゆく本。
極力専門用語を排し、周辺証拠の解説から最後の結論まで落とし込んでいく文章は読みやすく、 僕のように生物学に特に興味のないものでもおもしろく楽しんだ。