仙台なら、ぜひここの寿司屋に行ってみてくれと知人から絶賛されたのがここ。
北辰鮨という寿司屋は仙台駅に2店あるそうで、特にさらにお勧めなのが、3Fにあるほうの、立ち食いカウンターになっているほうの仙台駅3階店。新幹線を待っている間に、気軽にひとりとかでぱっと入って楽しめる。
駅ビルのなかの「牛タン通り」なかごろにあるので、「仙台イコール牛タンとは、素人どもが…」みたいな顔をして、肩で風を切って寿司屋に突入していただきたい。
ネタに風変わりなものが多い。
皮の炙り系とか、蛸の卵(この日は、なかった… 無念…)、あるいは蛸の吸盤など。
こりこりしてすこぶる旨い。このあたりは塩でいただく。というか、あれこれ旨いので、醤油をつけるなんて野暮なことは途中からもうやめた。いろいろお酒をいただきつつ、もう、写真撮るとか、余計な会話をするとかしないで、同行の皆さんと、ときおり「うまい、ね…」とニヤリとしながら、淡々と頼み、迷い、食べて、満足。冷やの日本酒が、これまたいいね…
値段が安いのもよいところ。きゅうばんなんて一貫70円ですよ。
それなのにひとり6,600円ぐらい行ってしまった私って…
心のそこから、ふつふつと湧いてくる感じの旨さと楽しさであった。
いまや新幹線だと仙台まで2時間かからなかったりする。
ひとりで新幹線で仙台駅にいき、ひとりで北辰鮨仙台駅3階店で寿司食って酒をのみ、ひとりで新幹線で東京にもどる。電車代こめて3万弱。人生の楽しみかたとして、全然アリじゃないだろうか。